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東大卒の新卒2年目IT系コンサルタントが、フリージャンルで記事を更新します!!!!

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なぜ人間は働かなければならないのだろうか

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東京で暮らしていると、あまり野生の動物を見ることはないのですが、飼っている熱帯魚を見ている時にふと思ったのです。

「こいつらは働くことなく、与えられる餌だけを食って生きている。ところが俺たちときたら平日は毎日同じような時間に起きて会社に向かい、時には辛くて苦しい思いをしながらお金を稼ぎ、生活をしている。なぜだろう。

本当に取り留めもない、と言いますか、純粋な疑問が生じたのです。私達はなぜ働き、そしてなにを目標にして生きているのか、誰しものんとなく抱いたことのあるであろう疑問が、頭から離れないのです。

 

食わなければ生きていけない

なんのために生きていくのかという疑問に答えるのは相当難しいそうなので、あえて考えないことにしました。

しかし、生きていくからには、どうにかして生きていかなければならないのです。生きていくために絶対に必要なのは、食事です。

 

人間には知能があった

生きていくのに食事が必要だという大原則は、私たち人間だけではなく、動物、植物、その他の生命全てに当てはまります。

一方で私達人間にしか当てはまらなかったものがあります。それは知能です。

 

私達人間に知能があったからこそ、食事を得るのに必要な労力を減らしたい、という次なる欲求が生まれたわけですね。

 

こうして私達人間としての文明は始まったと言えるかもしれません。そこらへんに落ちているものを採っていた生活から、農耕を行うほうが楽で安定的だということに気づき、文明がその方向に栄えたのでしょう。

 

こうして食欲が満たされた人類は、自分が生きていくだけでは飽き足らず、食以外の欲求を満たそうと様々な活動を始めるわけです。

 

欲を満たす権利を得るために働いている

私達には食以外の様々な欲を満たさなければならないので、自分で満たすか、誰かに満たしてもらうかという選択肢しかないわけですね。

 

自分で満たすことのできる欲には、限界があるでしょう。例えば車と電話が欲しいと思ったとしても、もしかしたら車に似たものを人生を終える頃には作り上げることが出来るかもしれませんが、電話も作り上げるのは不可能でしょう。

 

こうして分業が生まれました。お前は服を作れ、その代わりに俺がコメをつくる、みたいな感じですね。

自分が得意な作業に従事したほうが総合的な生産性が高いということが証明されていますし、歴史を振り返って見てもうなずける結果です。

 

お金(貨幣)が流通するまでは自分の得意なものを生産し、他の人が生産したものと交換していたのでしょう。

 

このような物々交換の原則を一層加速させたのはお金です。なぜなら、お金は権利そのものだからです。権利を具現化したお金を物々交換のパラメーターとする事で、人や場所を問わずに物々交換が可能なシステムが生まれました。

 

一方で私達はそれぞれが何かの仕事に従事する対価としてお金=権利を貰っています。それぞれの仕事は、分業の最小の単位と考えるとわかりやすいかと思います。

 

自分で満たすことのできない欲があったときに、自分の仕事をお金という権利に変えたうえで、権利を行使することによって欲を満たしているという社会の構造です。

私たちは食欲からモテたいという欲まで、ありとあらゆる欲を満たすために働き、そして対価としてお金を得ています。

 

このように副次的な様々な誰かの欲を満たすために、断片化された仕事が次々と生まれました。人間に欲がある限り、新しい仕事がどんどん生み出されていくことでしょう。

それぞれが持つ様々な欲を満たすための権利を得るために、仕事をしているのではないか、そう考えました。

 

働かなくていい世界は実現するか

私は大学生の頃、家庭教師をしていました。そこで縁もあり、自分よりも年上の方を教えさせていただいていて、授業の合間によくいろんな雑談をしました。

当時の私とその方の中で小さな議論になったのが、ロボットが私たちのために無償で働いてくれれば全員が楽をして過ごせるのではないか、というものです。

この問いかけに対して私は断固としてNOだ、と言い張りました。なぜならば、現実味を感じなかったからです。ロボットが出来たとしてもそのメンテナンスをする人は絶対に必要だから仕事はなくならない、とかそういった現実的な?理由からNOだ、と主張しました。

それから数年経った今、実際に社会に出てみるようになって、あの問いかけをもう一度思い出すわけです。そしてこう思うのです。ロボットが私たち全員のために働いてくれれば、私たちは働く必要が無くなるのではないか、と。

もちろん、どれだけ多くのロボットが必要なんだよ、とかそういったある種夢のない主張はあるかと思います。

でも、仮に自分で燃料等の補給も自ら行うことができ、古くなれば次の世代も産み出せる能力も持ち、それでいて人間に対しては無償の労働を提供することができるロボットが出来上がったとしたら、私たちは働く必要があるでしょうか。

 

1番大切なものとは

こういった言わば机上の空論と、なぜ働いているのかという2つの思いが頭から離れないのです。お金という権利を得るために多くの人間が苦難を受け入れていますが、もしもその権利が無条件で与えられる世の中だったら、1番大切なものって何なんだろう、そういう大切なもののために生きていくべきではないのか、とかそういった邪念が疲れた頭を支配しています。結局自分の場合は身の回りのヒトたちと過ごす生活が1番大切なのかなぁ、と思ったりします。

皆さんにとって1番大切なものは何でしょうか。何のために働いているのでしょうか。